オープンソースとは?
2023-06-04
2023-06-04

こんにちは。テスト終わって解放されたnakasyouです。 今回は、「オープンソース」について解説したいと思います。

前提知識

コンピューターのソフトは、プログラムで動いています。 プログラムを作るのは、時間がかかります。 プログラムには、著作権で保護がかかります。

オープンソース?何それ美味しいの?

一般的のプログラムは、公開されていません。 企業独自で開発したり、独占使用したりしています。 プログラムを有料で買ったり、プログラムから作られたソフトを買ったり、もらったりします。

そのような、価値のあるプログラムを、無料で、誰でも見られる状態にする考え方は、オープンソースの考え方です。 「オープンソース」とは、そのような考え方のもとで、公開されているプログラムのことです。

「オープン」は、公開された、「ソース」は、素になるものという意味があります。

オープンソースって開発者にとって不利じゃん

理由は次の通りかもしれません。

  • 売れるプログラムを無料で見れるようにしたら、儲からないし、時間の無駄
  • みんながそのプログラムを見て、真似するかもしれない

しかし、それ以上のメリットがある場合があるのです。

バグや脆弱性が見つかりやすい

プログラムが公開されているので、一般の人がバグや脆弱性を報告することが容易になります。

そのプログラムの質が良くなります。

安心されることができる

プログラムを公開すると、ウイルスが仕組まれてることがすぐにわかります。 企業にデータを送っていることもバレます。

そのため、オープンソースのソフトウェアは、安心されることができるのです。

みんなの力を借りられる

オープンソースのプロジェクトの一部は、一般人にコードを書いてもらうのを許可しているものがあります。

オープンソースのプロジェクトの開発が捗ったりするのです。

このような、オープンソースのメリットがあります。

「オープンソースライセンス」について

オープンソースにして、プログラムを公開するからといって、プログラムの著作権が守られないことはありません。

一般的な著作権は、作ったものの使用を禁止することが多いです。

しかし、オープンソースのプロジェクトのほとんどが、著作権を緩くしているのです。 著作権の条文を作るのは大変です。あらかじめ誰かが作った、オープンソースのための著作権の条文を、「オープンソースライセンス」と言います。

以下に、オープンソースライセンスの例をあげます。

MIT LICENSE

MIT LICENSEは、世界でもっとも使われてると言われるライセンスです。1

また、MIT LICENSEは、比較的ゆるーいライセンスです。

こんな感じです。

内容✅/❌
出典を明記しない
再配布
加工
作者が責任を負う
商標利用
加工して再配布した時に、ソースコード公開義務
加工した作品にライセンスを受け継がせる義務

GPL LICENSE

こんな感じです。

内容✅/❌
出典を明記しない
再配布
加工
作者が責任を負う
商標利用
加工して再配布した時に、ソースコード公開義務
加工した作品にライセンスを受け継がせる義務

CC0 LICENSE

CC0は、「パブリックドメイン」という状態にするライセンスです。 「パブリックドメイン」とは、著作権を完全に放棄し、「何やってもいいよ」の状態です。 こんな感じです。

内容✅/❌
出典を明記しない
再配布
加工
作者が責任を負う
商標利用
加工して再配布した時に、ソースコード公開義務
加工した作品にライセンスを受け継がせる義務

まとめ

「オープンソース」は、開発者や利用者のための仕組み!

免責事項

この記事による一切の責任について、nakasyou及びLiberlunaは負いません。 ライセンスについては、よく確認することを推奨します。

出典/注釈

Footnotes

  1. 世界で広く使われている、オープンソースの共有サービス、「GitHub」で最も使われている。